東京〜大阪間を安く移動する方法をご紹介します。
東京〜大阪間では主として①飛行機②新幹線③高速バスという選択肢が考えられます。
LCCも充実の飛行機、ネックは空港から都心への微妙な遠さ?
東京圏内に羽田空港と成田空港、大阪圏内に伊丹空港、関西国際空港、さらに神戸空港も利用できる空の便。
特に成田ー関空便はジェットスターやPeachといったLCC(格安航空会社)のフライトも多く、日にちや時間帯次第では最安4,000〜5,000円台で東京〜大阪間を行き来できます。
羽田ー関空便のスターフライヤー、羽田ー神戸便のスカイマークなどLCCよりサービスの拡充されたMCC(中堅航空会社)も就航。こちらは10,000円強がおおよその相場となっています。
速い・安いを叶える飛行機ですが、「成田から東京都心」「関空や神戸から大阪都心」へのアクセスで思いのほか時間と金額がかかることは頭に入れておく必要があります。
一例として、成田空港ー東京駅がTYO-NRT(エアポートバス東京・成田)の通常便で約65分・1,300円。
関空ー難波が南海電鉄の特急ラピートで約40分・1,450円です。
成田や関空に限らず、飛行機は1時間強のフライト時間だけでなく空港ー都心のアクセス時間や搭乗手続きに要する時間も含めると3時間は見ておかないと厳しいのが実際のところでしょう。
のぞみなら東京〜新大阪が2時間半の新幹線
飛行機の意外なタイムロスを考えると、最終目的地次第では速さの面で第一選択になりうる新幹線。
最速達ののぞみであれば2時間半で15,000円弱というのが目安で、ひかり・こだまは僅かながら運賃が安くなります(最繁忙期・繁忙期・閑散期で上下)。
ただ自由席はいずれの列車種別も運賃は同じ。当日急遽の乗車で座席確保ができそうな時間帯であれば自由席を選ぶのがよいでしょう。
自由席 | 13,870円 | |
指定席(ひかり・こだま) | 約2時間50分〜3時間55分 | 14,400円 |
指定席(のぞみ) | 約2時間30分 | 14,720円 |
ぷらっとこだま | 約3時間55分 | 11,210円 |
EX早特21ワイド | 約2時間30分 | 12,370円 |
東海道新幹線により安く乗車する方法としては「ぷらっとこだま」と「EX早特21ワイド」がメジャーです。
「ぷらっとこだま」は切符ではなく、EXサービスで購入できるチケットレスの商品。列車限定(こだまのみ)・予約変更不可などいくつかの条件がある代わりに安く乗車でき、東京〜新大阪間であれば通常の指定席より3,200円ほど安くなるほかドリンク引換券も付いてきます。
なお以前はJR東海ツアーズのウェブサイトで「ぷらっとこだま」の販売を行なっていましたが、そちらは2024年2月で終了しています(現在はEXサービスのみの取り扱い)ので注意してください。
「EX早特21ワイド」は「エクスプレス予約」または「スマートEX」の会員が購入可能な商品で、3週間(21日)前までの予約によりのぞみの普通車指定席が安くなります。
高速バスは最安2,000円台から
安さを重視するならやはり高速バスも外せません。
東京〜大阪間は昼行・夜行とも充実しており、平日の4列シート夜行などであればなんと2,000円台で乗れるものも(高速バス比較サイト【バスブックマーク】)。
東京側はバスタ新宿や東京駅八重洲口をはじめ町田、八王子、都外の大宮、TDR、横浜など、大阪側も梅田、難波、USJや千里中央、りんくうタウンなど乗降場所が各社バスごとに豊富なのも利点です。
ただやはり所要時間や快適性などその代償は避けられません。
各社がバラエティに富んだ設備や発着時刻のバスを揃えていますので、自分のニーズに合った高速バスを探してみてください。
東京〜大阪間を安く移動する方法まとめ JR・新幹線+宿泊パックが割安
参照:日本旅行
もし旅のご予定が日帰りでなくホテル泊の予定なら、新幹線とホテルがパックになったプラン(国内旅行ツアー)が断然お得になります。
日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」の場合、往復の新幹線とホテル代込みで東京〜大阪間が25,000円前後から。正規の運賃で新幹線に乗車するよりホテル一泊分がまるごと浮くぐらいの計算です。
特に宿泊先が決まっていないのであれば絶対におすすめですよ!
日帰りもしくは片道だけの移動の場合は、今回ご紹介した3つの選択肢から検討を。
EX早特21ワイドの利用により、2時間半の速達性を12,000円台で確保できる新幹線。
対して2千円台で東京〜大阪の距離を移動できる高速バス。
ご自身の旅行計画や体力、金銭的な余裕などを天秤にかけて、バランスのよい選択をしてくださいね。