福岡のサウナー・スパ銭愛好家には悲しいニュースでした。福岡市中央区長浜にあった『天然温泉 天神ゆの華』が、2022年10月1日深夜3時をもって営業を終了しています。
福岡市中央区では唯一のスーパー銭湯だった
閉店理由は土地を所有管理するJR貨物による周辺の再開発に伴うもので、付近の『スポーツクラブNAS北天神』や隣接の居酒屋『ざうお天神店』も同時期に閉業しています。
九州最大級のヒーターを備えた大型高温サウナを擁する『ホテル キャビナス福岡』や名古屋発の超有名店『ウェルビー福岡』、ベイサイドプレイスの『波葉の湯』、中洲のど真ん中にある『サウナ&カプセルホテル グリーンランド中洲店』などはいずれも博多区。日本最大級のスパリゾート施設『照葉スパリゾート』も東区です。
惜しまれつつも開業21年の歴史に幕を下ろした『天神ゆの華』。中央区では貴重な大浴場とサウナを有する大型温浴施設だっただけに、天神エリアにおけるスーパー銭湯の復活が待たれます。
ちなみに先日跡地付近を通ると、『天神ゆの華』や『ざうお天神店』のあった一角では家電量販店のケーズデンキの新築工事が計画されていました。
「万葉の湯」も2024年8月に閉館が決定
【閉館のお知らせ】
いつも「博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯」をご利用いただき、ありがとうございます。
当館は2024年8月28日をもちまして閉館することとなりました。
2001年7月の開業以来、長い間ご愛顧いただき、心から感謝申し上げます。
最終営業日まで、どうぞよろしくお願い致します。 pic.twitter.com/427ZFWZ02v
— 博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯 (@manyo_hakata) June 10, 2024
残念なニュースは続きます。この6月、博多区豊のスーパー銭湯『博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯』も8月28日をもっての閉館を発表しました。
博多駅や福岡市役所から出ている無料のシャトルバスを街で見かけたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
公式サイトでは
2001年7月、万葉倶楽部の第3号店として開業して以来、今日まで年間約30万人ものお客様にご愛顧いただいて参りました。皆様方の多大なご協力のおかげもあり、コロナ禍も乗り切ることができ、直近ではコロナ前を上回る状態にまで復調するに至りました。皆様には改めて感謝を申し上げます。
としながらも、経年劣化していた建物設備をリニューアルするには昨今の建設コストの高騰や人件費・仕入材料費の上昇などが絡み断念せざるをえず、苦渋の決断となった旨が語られています。
こちらは開業23年で営業を終了することになります。万葉倶楽部グループが全国に抱える日帰り温浴施設は健在とのことですが、福岡の街からまた一つ大型のスーパー銭湯が消えゆくのは寂しいものですね。
8月28日の営業終了までもう間もなく。昔からの万葉の湯ファンも、気になってはいたけど行ったことがなかったという方も、この機に今一度足を運んでみてはいかがでしょうか。由布院と武雄の温泉を運び湯で楽しめる、広々とした良い施設です!